アイラブ腎臓

人間ドックで尿検査にひっかかった…その何気ないきっかけから、Iga腎症対策のための減塩生活を中心とした記録です。

減塩について

ちょっと調べると、減塩そのものへの是非や、天然の塩がよくて食卓塩は×だのといった、塩にまつわる情報が大変錯綜している。

 

減塩情報は、ダイエット情報に似ている。つまり、すべて疑っていい。

 

私が思ったことはただひとつ

どの塩も 身体にはいれば (塩化)ナトリウム

 

ミネラル豊富な天然の塩が… →塩化ナトリウムもミネラルです

食卓塩は毒です →ただの塩化ナトリウムです

精製塩は危険!やっぱり天然が正義 →どちらも人体にとっては同じ塩化ナトリウム

この天然塩なら血圧はあがらない →あがります。塩化ナトリウムです

この○○の塩はさまざまな成分が →ミネラル過剰という病気も存在します

 

もしまわりに、「この塩なら健康に!」て言ってくる人がいたらすべて切ってヨシ。

「このお塩美味しいよ!」ならきく価値ありですが。

どういう塩かによって、食感、味わいの違いはあるでしょうが、体にとってはただの塩。これに変わりありません。

 

そして、健常者ではない私にとっては、どんな塩でもただの塩なのです。

うまかろうが天然だろうがミネラル豊富だろうが、減塩1日6gまで。

腎機能が違うんだよ!腎機能が!!

 

健常者に健康食品をすすめるかのごとく、「いやあ医者のいう減塩はうそだ!」とか言ってくる人はなぎはらってよい。

腎機能が損なわれている病気の腎臓にとって、塩分を減らして負荷を減らすことは絶対に必要なことで、これはもう事実

そこらの「マスコミの言うことは信じないがマスコミは嘘だという人の意見はうのみにしちゃう病」の人は、いろんな余計なことをいってくる。減塩に関してそれだけセンシティブなのねみんな。

 

病気になって知りました。

みんなダイエットの話題と、ハゲの話題と、減塩の話題については、だれの言うことも信じないし誰かの言うことを信じちゃうの。

 

私もそんな、揺らぐ人間のひとりです。でも、

腎臓の病気になった私がすることはただひとつ。減塩です。

 

そんなに苦しくはありません。計算もたのしいです。ただもう、インスタントやレトルト食品はやめないといけません。それだけね。

 

 

 

腎生検 退院後の生活

主治医や担当医たちは口々に「激しい運動はしないで」とはいうものの「普通に歩いたりはOK」「特に1,2週間は気を付けて」などと、退院後の生活について、どの程度、気にするべきなのか、それともそこまであまり神経質にならなくてもよいのか、ちょっと迷いました。

しかし意外とこの期間とか、具体的にどの程度の安静が必要かなどは、何度かたずねるも、微妙…あいまいでしたね。

ただ絶対に守るようにいわれたのは「階段は使わないでください」の言葉。

 

これも、具体的に詳しく説明してくれたのは医師よりも看護師たちで…

「階段の昇降運動は、腰が左右に揺れるの、それが傷を負っている腎臓にとってはよくない。腎臓に刺した針孔を覆うカサブタ状態の血のりがおなかの中ではがれてしまったら、おなかの中で出血してしまう。入院中安静にしていたのもそうならないようにだった。しばらくは階段はいちばん避けて」

 

腰をひねったり圧をかけたり前後左右に揺れるような昇降運動・衝撃は、せめて1,2週間はきちんと気を付けて避けるべきと判断。そのように過ごしました。

自宅が戸建ての人の場合は、「寝室が2階?ならしばらく1階で過ごして、家の階段もあんまり使わないで」となるらしいから、検査を受けた身としては結構おどろく。

それくらい、退院するころは傷跡もカサブタ程度だし、それも小さい点が2個3個あるくらいで、手術とかすごい苦しい検査とかしたわけではないので、感覚としては結構元気なんですよね。

 

ところが、意外と忘れたころにやってくる、検査部位の鈍痛…。

退院後、私の会社はどのみち在宅勤務OKだったので、食料品の買い出し以外は引きこもりな生活をしていましたが、なんだかんだ、この腰の鈍痛が消えたなあっていうのは、退院後3週間くらいたってから。

この3週間の間には、ちょっと具合が悪くなって熱を出したりしたとき(この熱の原因は不明でした、寝冷え?…)に、足の付け根などがだるく痛む感じがするのに呼応して、つきんつきんと、検査部位が痛んだこともあったので、内部で問題でもおこってないかとどきどきしましたっけ(何もなかったけれど)。

どのみち減塩な食生活もはじまっているし、コロナ禍だし、おとなしくしていることにこしたことはないなと、退院後一か月は、基本、家でゴロゴロしました。

 

退院後、引きこもって良かった点は、減塩食生活が定着したこと。

よくなかった点は、すっかり出勤とか、クソ怠い…となってしまったこと。

ゆっくり減量も進めないといけないので、どうやって、どんな運動をしようか?と考えましたが、ウォーキングや自転車が一番ちょうどいいかな?

 

 

 

 

 

腎生検の前に必ずやっておくべきこと

女性の場合は、生理予定日との調整を余裕をもっておこなっておくことも重要です。

当時の私は結局、退院後一週間は余裕がある予定日が入院中にやってきてしまい(腎生検後で助かりましたが)、尿検査に影響でました。災難でした…。

 

性別関係なく、絶対!必要な調整と思ったのが…「排便」

 

…です…。

 

腎生検前、検査そのものの痛さとかその後どうなんだろうってのと同じくらいに、

「24時間の寝たきり状態で、便意をもよおしたらどうなるんだろう…」

が、とっても気になった。

 

私は毎日快便派なので、これがネックだった。

検査の説明書には「もしおトイレの必要がありましたら、ベッドの下にシートを差し込んでその場でしていただく」

とあった。

 

個室でもないのに冗談でしょ…?!

 

と思いました。

そこで絶対に、検査前にはトイレに行っておこう!と誓ったものです。

朝、無事にトイレにって、その時点で出せるものは出し切れた時は、ひと安心でした。

 

実際にどうだったかというと、24時間寝たきり状態のうち、後半にさしかかるとガスがでたり、ちょっと下っ腹が張ってくる気配がしたりしはじめてました。幸い強烈な、我慢できない便意は避けられたものの、検査前の朝に出せていなかったらちょいピンチだったと思う。

 

動いていいですよ、となってから真っ先に私、トイレ行きました。

事前にトイレいっておいてよかった!これを腎生検後、何度も思いました。

 

最重要な準備のひとつが、排便かもしれん。

入院中の体調は旅行中と同じく、いつもと違うことが多かったので、普段便秘であっても要注意と思います。

 

しょうもない注意点ですが、もし身近にこの検査を受ける人がいたら私、絶対この話をします。

 

 

腎生検に際して、準備しておくべきもの

 

私が一番後悔したのは「パジャマ」でした。

 

季節は春。

ほぼ寝たきりでシャワーも浴びられない、動けない入院生活。

悩んだ挙句、病院で借りられるパジャマはレンタルせず、自前の新しいのを1着だけ持って行った。どうせ寝てるだけだし、パジャマも着替えなくていいだろうと。

 

これが後悔。

まず24時間の寝たきり状態の時、妙に汗をかいたこと。首回りがしっとりするくらいに。さらに腎生検の際の、大量の消毒で、パジャマがすっかり消毒液で濡れたうえに着色してしまったこと。

おまけに腎生検は寝たきり状態なので、入院予約の際に、生理に重ならないよう調整したにもかかわらず、1週間以上早まって、まさかの入院中に生理になってしまったこと。いやあ、びっくりした。ストレスだったのかな。

生理がない人を除いて、女性は入院中もしものために生理道具は持っておくべきですね。

 

・腎生検時に着用する上下わかれたパジャマは、病院レンタルを使うべき

 ※必ず消毒で汚れます

・以下の画像のタイプのペットボトルストローキャップを用意

[http://]

  ※これがなかったら、腎生検後、水飲めなかった

・ランチバッグ的な小さいカバンをベッドサイドに用意して中に以下のものを入れる

 スマホ

 携帯充電器

 iPadなど読みたい電子リーダーがあればそれか、読みたい本など

 歯ブラシ・歯間ブラシセット

 除菌ウェットティッシュ

 顔・からだを拭けるウェットティッシュ

 マスク

 小タオル

・バスタオル(肩回りの冷えが気になる場合)

 

さらに、腎生検に行くぞ、という前に、ベッド回り、特に食事が置かれるあのテーブルの上に用意しておくべきものとして、

 

・ペットボトルの水・お茶(例のキャップをつけた状態で)

・ウェットティッシュや眼鏡、歯ブラシなど、寝た後に手もとに欲しいと思うもの

 

小バッグにいれるでも、このテーブルでもいいけれど、24時間寝ていたらほしくなるものはとにかく、手の届くところにセッティングしてから、検査に行けるよう準備しておくことをおすすめ。

 

 

 

腎生検後の24時間

私は普段枕を低めにするためにタオルを使うなど、首や肩、背中の真ん中がこわばるなど、腰痛もちではないものの、寝るときにあちこちしんどくなりがちでした(畳にお布団だと、マットがちゃんとしてないと痛くて無理)が、慈恵医大の病院のマットは優秀で、この24時間の行動規制時間も大して問題なかったです。

 

検査直後~3時間後

3時間経つと、経過に問題なければ膝を曲げてよい、と医師が許可してくれます。カエルのように足の股関節も動かしてよかったのだけれど、この指示をしたのが担当医(イヌ)。

で直後にみに来てくれた、私に弾圧ストッキングをはかせてくれたベテラン看護師が「もう足まげていいって言われました?あ!右足だけですよ!左はできるだけまっすぐ、ダメ!」という。

これの正誤は不明なんですが結局のところ、24時間動けないのは、傷をつけた腎臓からの出血を何としても避けるためであるため、余計な圧迫を与えてはいけないのです。なので、左足も股関節からフリーに動かしてしまうと、そりゃ体勢によってはちょっと要注意ですよね。内心「おいイヌ!」と毒づきましたよ私。あいつマジ説明が足りねぇと何度か思いました。愛想がいいだけの若い医者の言うことを丸のみしてはいけない。

 

実はこの、最初の3時間は、腰の麻酔もまだ効いている時間帯のため、圧迫のため挟み込まれているタオルの違和感も感じないし、全然ぴんと来ないんですよね。つらさが。

ただご飯たべられない、ってだけ。

おにぎりになりますよといわれていたけれど、おかずは普通の提供だし、肝心のおにぎりにもふりかけがついてるし、完全にあおむけの状態で頭も浮かせてはいけないのに、どうしろと状態の昼食でした。

 

3時間後~6時間後

徐々に麻酔切れを実感してきて、じわじわと、アレ?痛いなという感覚がやってきます。人によってしんどいという感想もあるみたいですが、せいぜい鈍痛です。
このころになると尿道カテーテル最高状態。

挿入時は膀胱炎の時のような痛みが走るし、しばらく違和感まみれなんですが、腎生検やってる間に股にぶら下がった管など忘れ、そうこうしているうちに違和感もなくなり。尿意も感じないし楽だなあ…とか思い始めてました。

 

6時間後

医師の許可のもと、頭の位置を30度まであげてよくなります。この辺から、私はちょっとだるかった。

事前のiPhoneiPadの充電ケーブルの位置調整のほか、ベッド上に載せられる小袋(ランチバッグみたいなの)に携帯充電池など、寝たきりでも絶対必要なものをいれておいてよかった。

やれることはスマホ観るくらいしかないうえに、頭を浮かせられないので、充電ケーブルが点滴に追いやられてたりしてうっかり充電できないなんてことがありました。

水分取るのも一苦労でしたが、頭の角度があげられたので、完全に横にさせられてたときより色々と楽。

ただ、変に暑くて私はこのあたりじっとり汗かいて不快でしたねぇ。頭や首にタオルを何とか巻いてしのいだ。

 

検査6時間後の先は就寝タイムになります。歯をみがきに流しにはいけませんので、私の場合、伸縮できる孫の手で、ベッドサイドにかけてた小物入れをなんとか持ち上げ、その中に入っている歯ブラシと歯間ブラシで、コップに水そそいでそこでブラシゆすいだけれど、自分としては汚れた水をコップに入れっぱなしで、すぐに洗えなかったのがイヤでした。看護師呼べばいいのかもだけれど、私はついに一度もナースコールせず。

 

翌朝~24時間の縛りから解禁

検査時間が何時だったかによって、朝からしばらく何やるかが変わります。

私は午前中検査だったので、お昼前には、動いてヨシになりましたが!またしても!桃太郎医師団(桃太郎・イヌ・キジ)と看護師(チーム・サル)の連携が全くとれなくてですね…

こまめにやってくる看護師「先生きました?OKでました?まだこない?あれぇ…」
が3回ほど。

看護師たちはさっさと動いていいよ宣言をしてもらって、私の尿道カテーテルをはずし、その他点滴等をはずし、次の検査の申し送りをしたかったようです。

医師はあっちこっちいってますので、これらの指示や確認が後手になりがち。

オマケにメインでやってくる担当医(イヌ)が、気か利かなくて、

「動いていいっすよ!」「どれくらい動いていいか…テニスはダメ!」

みたいな役に立たない問答ね。それに、動いていいよの号令はつまり、同時に、

以下を処理しなければならない。

・腕の点滴の処置→担当医

尿道カテーテルまわり→看護師

・背中の圧迫処置(あまり気が付かなかったけれど、大きくテーピングされでかいガーゼが貼り付けられていた)

 

で、これらの指示も、また自分で処置することも、担当医のわんわんおは全部忘れてったのね。

おかげで尿道カテーテルはずしましょうか~ってやってきた看護師が「アレ?それ先生そのままにしていきました?アレ?」がまた出て、私もそろそろ、あいつぼんくらか?と思うようにいたりました。あ、いい先生でしたよ。ただ気が利かないだけで。

 

最終的に、背中の処置をはずすのは看護師は手が出せない領域で、サルが桃太郎たちどこいった?!と追いかけ、ここまで手を一切動かさずに「どうですか~」しかしゃべらない主治医桃太郎がついに一人でやってきて、私の背中の処置を自らやっていった。

その後、のんびりとイヌ・キジがやってきて

「あれ、ぼくらそれやりにきたのに~^^」

って、

 

まあ腎生検ってこれくらいまったりしているので、不安になられなくてよいとおもいますよ。

 

 

腎生検ってこんな検査

腎生検は、腎臓組織に針を刺して、糸球体組織をゲットし、ゲットした組織に対して直接3パターンほどの検査・診断をおこなうもの。

尿検査や血液検査は、臓器を駆け巡る血液や、臓器から濾過され出てきた老廃物の成分を診るもの。MRIやCTは画像診断、臓器そのものをナントカ写真に撮って、異変をみつけるものだとすると、それらでは何とも判断つかない場合に、臓器そのものの組織を実際に診るってことが必要になってくる。

腎臓はそれを「腎生検」と呼ばれる、針を2,3回刺して組織を採取する生体検査でおこなう

ってことらしい。

 

腎臓は太い血管もあるので、安全のために腎臓の下側を狙って差します。さらに、よほど事情がない限り、左側の腎臓に針を刺します。これは、医師の立ち位置・利き手と被験者の位置取りによるもので、右利きの医者で、被験者の腎臓に問題がない(左がないとか、左が縮んでいるとか)なければ、まず問題なく左側の腰を刺されます。

位置はちょうど、ベルト位置の下あたり。腰にくびれがあるひとは、一番細い部分からなだらかに尻に向かうあたり。

もっと下の尻よりかと思ったら、意外と腰だな、と思いました。

両手を腰の後ろにまわして、後ろにそらすときに支える左手の指に、刺したあとが当たります。

 

慈恵医大の場合、寝ているベッドで検査室に移動します。最低限、検査後の動きを減らすためですね。

で、ベッドごと検査室にはいりますと、想像以上に大人数が待ち構えています。

なぜか主治医と検査する担当医は別でした。

大学病院なので(事前の説明は一切なかったけれど)見学の学生が3,4人おりました。桃太郎医師団よりキジとイヌ、そして学生たちの先生らしき、ベテラン医師が、ここからの検査の一切を仕切りました。

私に対する指示や確認などは、この教師っぽいベテラン医師がきびきびとすすめました。どうやら彼の指示のもと、私に実際に針をさすのはキジの子のよう。

 

検査室でうつぶせになる。

四つん這いになって、下に防水シートをはさむ。

おなかの下に枕をさしこまれ、うつ伏せにねる。

血圧・脈拍をはかるクリップなどを付けられる。

上下分かれるタイプのパジャマをがばっとめくられ、腰の位置を大きく露出。

ここから、パジャマに染みてえらい目にびっちゃびちゃになるくらい、繰り返し消毒液をかけられる。

エコーで、腎臓の位置を確認しながら、医師たちは針を刺す場所をきめて、体にマジックでしるしをつける。

それから、麻酔と針さすときパッチンって結構大きな音がするよ、という話と注意点が説明されます。

ベテラン医師の号令のもと、息止めて刺すタイミングを試す練習を3回くらい。

そして、すでに消毒液でしっとりなのに、さらに3回くらい消毒かけられてから麻酔開始。

この麻酔は、鋭く細い針でかなりチクチク。でも歯の治療の時にやられる麻酔に似てるかなあ。「イテテ、イテテ」と私は声に出しましたけれども、身をよじるほどではない。これっくらいならまあ、検査だ手術だの中ではちょろい方なのでは…。

数日後同じ検査受けた、同室のご婦人は「思ったより痛かった!」とおっしゃってました。

私はひたすら「歯医者の麻酔みたい」と思ってました。

で、この麻酔を、試しに刺されても感じなくなるまで何本も刺します。10本くらいいったんじゃなかろうか?「まだ感じます?」「ウン」ていうとすぐ麻酔追加。ガンガン追加。

で腎臓まで麻酔を効かせたら、いよいよ本番の針刺し。これは一切痛くありません。

そこまで衝撃も感じません。

練習通り、息を吸ってはいてまた吸って、息を止めて絶対に動かない。

そこにキジ(研修医)がベテラン医師の指示のもと刺す。3回中1回はベテラン医師が自分で刺してましたね。ちょっとでも不安なら即ベテラン医師が交代と、万全な状況のようでした。

で、終わったあとは、号令のもと仰向けの体制に。全員で抱えられてえいやっとひっくりかえされるのです(腰をひねったりしてはいけないので)。

で、ここから即病室に戻り、止血剤の点滴開始。

検査した幹部の下には、圧迫用のタオルが折りたたまれて挟み込まれていますが感じませんでした。

なぜなら皮膚麻酔がきいているから。

 

腎生検を終わった人は、よっぽどのビビり出ない限りこう思ったのではないでしょうか。

思ったよりしんどくなかった、と。

そして、検査後いよいよ24時間の身動き禁止タイム開始ですが、最初の3,4時間は特に、一切動けません。この時も案外こう思いました。

そんなにつらくないなあ、と。

4時間当たり過ぎると徐々に感覚が変わってきました。

 

 

慈恵医大の入院生活④

入院中にやることは、あんまりないものの…事前にきいてないよっていうのが「畜尿」でした。

腎臓で検査入院するってことは、これ常識らしいですね。こっちはど素人なんで知りませんでしたよ。

 

入院当日:

設備説明を受ける

入院の会計手続きのため、保険証や健康保険限度額適用認定証を担当に提出する

心電図検査を受ける(※外来棟まで移動)

血液検査・尿検査を受ける

夕方、予約時間にシャワーを浴びる

18時以降から「12時間の畜尿」の指令を受ける

 

入院2日目:腎生検当日

検査は朝から何番目かの説明を受け、その時間に合わせて尿道カテーテルを入れられる(女性のみ)

事前に点滴の管を装着される

検査当日の朝食はなし(私の検査は午前中だった)

腎生検(なんだかんだで45分くらい)

足首をパタパタ動かす・両手でスマホを操作する以外は、ちょっと頭を上げるなども絶対禁止の身動き禁止タイムがはじまる(最大24時間)

 

※私の場合、病院支給(入院代に加算される)の弾圧ストッキングを事前に患者に渡して履いておいてもらう という指示を桃太郎医師団も看護師サル団も忘れたため、腎生検から帰ってきてから、様子をみにきてくれた入院中一番親切だった、時々シフトにはいってくれてたベテラン看護師が「アー!!」と気づいてくれ、履かせてくれた。

いや、いらないの?(一応持参してきていた)てずっと思ってたんだけどねぇ、まさかねぇ忘れられるとは。

 

止血の点滴開始

検査後30分ほどで、昼食(動けないのでほぼ食べられず)

3時間後、6時間後と、経過を見て徐々に動いていい範囲が広がる

 

入院3日目:

朝食(ただしまだ頭はあまり動かせない)

検査後24時間で起き上がってヨシになるのだが、担当医が自分のところにいつ来るかでこの解除令が前後するため、看護師もそわそわ私もそわそわ

血液検査

尿道カテーテルが取れる

午後、24時間血圧測定開始(地味に一番しんどかった)

 

入院4日目:

検査などはなし。24時間血圧測定が終わるのを待つのみ

 

入院5日目:

「24時間の畜尿」の指令を受ける

それ以外なにもやることなし

 

入院6日目:退院日

あらかじめ、退院のための会計手続きが済んだら看護師が声をかけてくれる、その予定時間のアナウンスがあったので、それまでに帰宅のためのお片付け。

昼頃退院(次回外来日=検査結果詳細の話ありの日は退院時に予約済み)

 

と、こんな入院生活でした。

よく腎生検のブログや記事を探すと、「検査そのものよりその後の身動きできない時間がしんどい」とありましたが、これはある程度予測していたので、そこまでしんどくなかったというか、夜も早く寝れたし、なにより慈恵医大のベッドが床ずれ防止用なのか、耐圧分散っての?首とか肩とか腰とか、心配してたけど全然楽だったのよね。

 

なんだかんだ神経使ったのが、畜尿検査と、24時間の血圧測定。血圧計が痛くて、外したときは二の腕が内出血していた。あれはもうやりたくない。寝れないし。

おまけにみたことないほど、血圧の数値が高かった…あの機械のせいだと思うね。