慈恵医大の入院生活②
御成門の慈恵医大は、道路を挟んで建物が4ブロックくらいに分かれた巨大な病院施設であり、2020年1月に、華々しく新しい外来棟がオープンするも即コロナと、なかなかになかなかなアレであったそうな。
なじみのある昔の外来棟は、PCR検査棟兼一部の検査・手術設備のみに使用となって出入り口がわかれているので、逆にありがたいつくり。
入院が決まると、その直前に、この旧外来棟にやってきて、PCR検査(鼻の奥を綿棒でぬぐう)と胸部CT(PCRが陰性であっても肺に感染の証が出ているかの有無を確認)というしっかりした検査をパスしないと予定通り入院とはならない。
この検査費用は無償なのか、後々の入院費用にCT代は乗っかっているのかな?そんな感じの説明であった。検査時に払うことはない。
受付窓口で私の横にならんだおじさま(中高年男性推定60代)は、受付の人に「問診表と受付票をお出しください」といわれるも、持ってきたファイルを全部渡して
「もらった書類ぜんぶはいってるから!」
と自分で必要書類を取り出すことをしない。
なんという甘えただよ、と眺めていると受付「あらございませんね、こういう…用紙、ご覧になってないでしょうか?」と大変低姿勢でたずねるとおっさん(おじさまから格下げ)
「…?あ、あー、なんかみたな…」
とトーンダウン。
受付の人「ではこちらであらためて記入くださいね」と明るくにこやかに。
いやあ、こんな、事前説明通り書類を用意するという唯一やらねばならない簡単なこともできないおっさんにそこまで優しくできるとは、仕事って大変。尊敬、病院事務。
とはいえ病院からもらう書類はやまほどある。私も最初はクリアファイルに挟み込んでいたり封筒に全部いれていたりしたが、それだとどこに何があるのかわからなくなるので、以下のタイプのクリアファイルを購入して、めくれば一目瞭然なようにまとめていった。これが大変便利だった。
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手続きに必要な書類だけではなく、本通院にかかる領収書などもここにまとめておけば、医療費に関する申請時などにもわかりやすい。
入院中も同意書や、スケジュール表など書類が色々と増えるので、一目瞭然のファイリングができる、ノート型のものをつよくおすすめ。