アイラブ腎臓

人間ドックで尿検査にひっかかった…その何気ないきっかけから、Iga腎症対策のための減塩生活を中心とした記録です。

病院へ足がむいたきっかけは

その年は、コロナもあって会社の健康診断の1日予約上限人数が絞られたことから、会社加入の健保での人間ドック予約が混雑しており、私がその年の検診で取れた日程が、翌年、つまり年明けになってしまった。 

結果が届いたのは確か1月末。検診後2週間ほどで届いたと思う。

中には去年より少々よくない数字(でも肥満以外はまあ問題なし)と、紹介状が2通はいっていた。

 

2通なんてきいてない。

1通は婦人科のもので、一度、MRIがある大き目のところで検診をと、紹介状だしますよという会話を人間ドックの際にしていたので、あらかじめわかっていたものだった。

もう一通が腎臓内科あて。これが「おや?」と予想していなかったものだった。

 

私が素直にこの2通の紹介状をもって、御成門の慈恵医大病院を選んだのは、立地の良さが第一、第二に前に整形外科でかかったことがあったから、という他愛ない理由。

結果としてよい選択だったと今も思っている。

 

女性にはあるあるだが、尿検査は引っかかりやすい。生理のときはもちろん、生理前後の排卵に絡むおりもの増などで、血が混じることもあるし、人間ドック予約時に充分日程を調整しているにもかかわらず、ホルモンの波はそのときどきでうねるものであり、なかなかうまくいかないことが多々あるからだ。

私はその年の前年にも、人間ドックの結果とともに、腎臓内科への紹介状が届いていたことを思い出した。しかしその時は、生理が終わったタイミングぎりぎりであったので、あまり深く考えずに結局、病院へ行かずじまいだった。

 

しかし2年連続またひっかかり、人間ドック検診センターへの再検査ではなく、紹介状である。私は婦人科の検診のほうでは、前々から自覚していた持病の状況を、今度こそ大きいところで検査しようと行く気満々であったので、「そのついでに」「しかたないから真面目に」「ちょっと腎臓内科とやらにもいってみるか」「慈恵医大には科もそろっているし」

という、まあ、あんまり深く考えていなかった。

しかしこれが結果として大当たりであった。

腎臓内科あての紹介状は、慈恵医大病院では「腎臓・高血圧内科」という科目にあたり、ここは糖尿病治療にも密接でまあ、大繁盛、いついっても中高年男性で待ち合いブースがあふれかえっている。

 私はここで血液検査と尿検査(非常に精密なもの)を受けて、腎生検をすすめられた。

そのときまで、もちろん私は、「ジンセイケン」なるものの存在など知らなかった。